Temuにはどんなリスクがある？SNSで目にする噂の真相とリスク対策まとめ

今回はTemuを利用する時のリスクとその対策についてまとめました。

私はTemuをバンバン利用していますが、リスクが0というわけではありません。

先日も、写真と違う商品が届いて返金をしてもらったばかりです（笑）※返送不要で5秒で返金してくれました

しかし、「アプリから個人情報を抜かれる」とか「クレジットカードが不正利用される」など、明らかな”嘘”の噂も、Temuの流行に乗っかるように出てきています。

この記事では、世間で言われているTemuのリスクの真相と、本物のリスクに対する防衛策について詳しくお話します。

バズや拡散を狙ったSNSの噂に振り回されずに、正しい情報と根拠で真実を見極めて、Temuで安全に買い物をする方法がわかるので、よかったら最後まで読んでください。

Temuにはどんなリスクがあるのか？｜噂の真相とリスク対策を調査

Temuを使うと起こると言われているリスクは以下の5つです。

これらの噂は本当なのか、もし本当ならどうすればリスクを避けられるのかを詳しく説明します。

アプリから個人情報が抜かれるリスク

Temuを利用したときのリスクとして一番に上がるのが「アプリから個人情報を抜かれる」というリスクです。

Temuの親会社のPDDホールディングスが運営している、中国国内向けのショッピングサイト「ピンドゥオドゥオ」のアプリは、必要以上の情報を収集しているとしてGoogleやAppleのアプリストアから削除されました。

こうした経緯があるので、Temuのアプリも個人情報を抜かれるのではないかという懸念が噂となって広まっています。

しかし、今のところ問題は起こっておらず、アプリ内に怪しいコードも見つかっていません。

GoogleやAppleが本気で監視していますから、アプリに問題は無いようです。

ピンドゥオドゥオのアプリで指導を受けた後、Temuのアプリではルールを遵守しているようです。

安さには裏があるリスク

「無料ほど高いものは無い！」と言われるくらい、日本では安さに対し不安を抱く人が多いです。

実際のところ、Temuは1回の注文で30ドルの損失を出していると言われています。

この損失は、広告費と認識するのが正しく、新規顧客1人あたり4500円支払っている、という考え方ができます。

この金額が高いか安いかという話ですが、広告代理の仕事をしている私からすれば”安い”と言えます。

私が担当している美容室でも、新規顧客を獲得するのに5000円以上を広告費として使っています。

美容室よりもリピートの頻度が高いネットショップですから、4500円ならそこまで高くないです。

安さは広告費であり、今後は商品の価格が上がっていく可能性がありますが、裏は無いです。

クレジットカードが不正利用されるリスク

「Temuでクレジットカードを使ったら不正利用されました！」というSNSの投稿が拡散されています。

クレジットカード会社の仕組みを知っていると、この投稿が嘘であることがわかります。

クレジットカードが不正利用された場合、その損失を補償するのはクレジットカード会社です。

不正利用が続くと、クレジットカード会社は大きな損をします。

Temuは世界50カ国で使われているネットショップなので、もし不正利用されたり、カード情報が漏れる状態のままであれば、すぐにカード会社は手を引きます。

つまり、そのカード会社のクレジットカードは使えなくなります。

現在は、そうした線引きが厳しいJCBですら利用できているので、クレジットカードが不正利用されるという情報は”嘘”ということです。

不安であればコンビニ払いやpaypalを使ってください。

ただ、詐欺を働くような会社なら、複数の支払い方法を用意することすらしないので、クレジットカードを使っても問題はありません。

偽サイト(フィッシング)で情報が抜かれるリスク

これは本当です。フィッシングの仕組みを理解すればわかります。

Temuを利用していても、利用していなくても、Temuを装ったメールが届き、そのサイトにアクセスして情報を入力すると不正利用されるリスクがあります。

そのメールはTemuが話題になっていることに乗っかった詐欺業者がやっていることで、Temuが送信したものではありません。

これは、Amazonだろうと楽天だろうと付きまとうリスクです。

ショッピングサイトを利用する時は、URLを良く確認して、公式HPであることを確認してから利用すればリスクを回避できます。

ニセモノの商品が届くリスク

これも本当です。

TemuはAmazonや楽天と同様に、複数のショップが出店するプラットフォーム型のショッピングサイトです。

ブランドの偽物を出品しようとする悪い業者は確かに存在します。

少しずつ悪徳業者の排除が進んでいますが、まだまだ安心できるレベルではありません。

Temuだけでなく、複数の店舗が出店するサイトではブランドやメーカー品を購入するのは避けるべきです。

ブランドが欲しい場合は、そのブランドの公式サイトやショップで購入することをおすすめします。

Temuはリスク無く安全に買い物ができるサイトである理由と証拠

私はTemuのヘビーユーザーですが、今のところ大きな問題は無く使えています。

これからTemuを利用してみたい方に向けて、リスクが無く安全に買い物ができると言える証拠を集めました。

多くの方が不安に感じる部分を重点的に説明していきます。

アプリを監視しているのはGoogleとAppleの最強IT企業

アプリから個人情報が抜かれるという点に関して、問題が起こらないように監視しているのはIT系で最強のGoogleとAppleです。

Temuの親会社のPDDホールディングスは、前身の「ピンドゥオドゥオ」で一度アプリに関する失敗をしているので、監視する側も一層目を光らせています。

アプリの中に怪しいコードが1行、1文字でも含まれていたら、強く問い詰められることになるでしょう。

だから、Temuにはアプリを通じて不正を働こうという意思は無いはずです。

購入保護プログラム｜90日以内なら”満足できなかったら”返品可能

Temuには「購入保護プログラム」というものがあり、90日以内であれば”満足できなかったら”返品・返金を申請できます。

私も返金対応を実際に受けています。

私が返金依頼したのは、立体フィギュアのキーホルダーだと思って購入した、アクリル板タイプの印刷ものです（笑）

開封して笑ってしまいました。すぐに商品画像を確かめると、アクリルが露出する部分にぼかし加工がされていて、商品名にもアクリルと表記がありませんでした。

これはTemuが騙そうとしたのではなく、出品している店舗が悪いです。

すぐに写真を添えて返品申請を出したところ、5秒で返金されました。

私はTemuをよく使うのでクレジットにしましたが、現金での返金を依頼することもできます。条件があるので、支払い方法などと一緒に確認をしてください。

売ってる商品はAmazonで売られているものと一緒

「品質が悪い！」と言われるTemuですが、販売されている商品はAmazonの格安商品と同じものです。

家電を見るとすぐにわかりますが、Amazonで売られている商品と同じものがいくつも見つかります。

だからと言って、Temuの商品の品質が低くないという理由にはならないのですが、Amazonで格安家電やガジェットを購入した経験のある方にとっては、さらに安く買えるTemuは利用しない手はありません。

詐欺をする会社はコンビニ払いやpaypal払いなんて用意しない

Temuがクレジットカードの不正利用を意図的に行っているのであれば、支払い方法はクレジットカードのみにして、情報だけ抜き取るでしょう。

実際に決済ができる状態で不正利用を行えば、クレジットカード会社は協力してくれなくなるからです。

また、コンビニ払いやPayPal払いなんて絶対に用意しません。

Temu自体が不正利用を前提にクレジットカードを登録させているということはあり得ません。

すでに50か国で使われていて高評価

Temuが使いづらくて、届く商品も粗末で、アプリから個人情報を不正に抜き取り、クレジットカードを不正利用される会社であれば、50カ国で人気が出るような状態になるでしょうか。

安すぎると感じる広告を出し、実は商品がすごく悪いものであるとか、何か裏があって期待通りに利用できないことがあれば、ここまで大きく広がることはありません。

Temuは企業努力でサービスクオリティを上げて、Amazonに対抗できるように力をつけて戦おうとしています。

評価と信頼を集めながら、現在進行形で成長している会社です

Temuでのリスクを避けるために注意すべきこと

Temuでのリスクを避けるために注意すべきことは以下の5つです。

Temuだけに言えることではなく、ネットショップを利用する際の常識として、それぞれを詳しく説明します。

アプリの権限を許可しすぎない

アプリ側からアクセス権限を求められることがあると思います。

どうしても必要な情報以外はアクセス権を与えないようにしましょう。

動画や写真などの権限は、ネットショッピングには必要ない場合がほとんどです。

その他の権限も、不要であればアクセス権を与えないように注意してください。

パスワードを強くする

パスワードはできるだけ複雑で、あなたの個人情報からは予測がつかないものにするべきです。

X（Twitter）などのSNSでも、アカウントの乗っ取りは日常的に発生しています。

最近ではYouTubeでお馴染みのヒカキンさんのお兄さんである、セイキンさんのTikTokが乗っ取られる事件もありました。

パスワードはセキュリティの強い文字列を設定するようにしてください。

セキュリティソフトを導入する

可能であればアプリやパソコンにセキュリティソフトを導入しましょう。

最近のOSのセキュリティはかなり優秀で、Windowsに付属の無料セキュリティでも問題が起こらないくらいです

しかし、ハッキングやウイルスを作る側も同様に成長しています。

できるだけ有料のセキュリティソフトを使って、セキュリティを強くしておきたいです。

公共のWi-Fiを使ってTemuで買い物しない

ネットショッピングをするには個人情報をやり取りしなければいけません。

そのような通信は、公共のWi-Fiを使うと情報が漏洩してしまう可能性があります。

個人情報やパスワード、クレジットカードなども含めて、大事な情報を扱うときは、自宅のクローズな環境を使いましょう。

ブランド物を購入しない

TemuやAmazonのようなプラットフォーム型のネットショップでは、ブランド物や有名メーカー品を購入しないようにしてください。

どんなに気を付けても、複数の店舗が集まる場所ではニセモノを購入させられるリスクがあります。

ブランド物を買うなら、ブランドの公式ページか実店舗がベストです。

特に、海外のサイトでは、ブランド物を購入するのは控えましょう。